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DARA-VCD療法の承認後も,ALアミロイドーシスに対する自家移植は標準治療か?

No.5205 (2024年01月27日発行) P.50

鈴木一史 (東京慈恵会医科大学附属病院腫瘍・血液内科講師)

淵田真一 (京都鞍馬口医療センター統括診療部長/血液内科・輸血部部長)

登録日: 2024-01-30

最終更新日: 2024-01-23

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  • DARA-VCD(ダラツムマブ+ボルテゾミブ+シクロホスファミド+デキサメタゾン)療法が承認されてからも,ALアミロイドーシスに対する自家移植は標準治療でしょうか。
    京都鞍馬口医療センター・淵田真一先生にご解説をお願いします。

    【質問者】鈴木一史 東京慈恵会医科大学附属病院腫瘍・血液内科講師


    【回答】

    【自家移植が標準治療かどうかは再検討される必要がある】

    全身性ALアミロイドーシスの初期治療の目標は,可能な限り迅速に,深い血液学的奏効を得ることです。自家移植はALアミロイドーシスにおいて持続的な血液学的奏効を得るための最も効果的な治療法のひとつでした1)。しかし,自家移植では移植関連の合併症や死亡のリスクが問題となります。

    ANDROMEDA試験2)では,血液学的完全奏効はDARA-VCD群で53.3%,VCD群で18.1%と有意にDARA-VCD群で優れていました。また,血液学的増悪や主要臓器障害増悪をイベントとしたevent free survival(EFS)もDARA-VCD群が有意に良好で,新規ALアミロイドーシス患者に対するDARA-VCD療法は,移植適応・非適応にかかわらず寛解導入療法として推奨されます。

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