国立がん研究センターは19日、がんの部位などに応じた生存率曲線をネット上で閲覧できるシステム「KapWeb」に6万症例のデータを追加したと発表した。
KapWebはがんの部位、病期、年齢、性別などを選択すると、5年生存率を算出し、表示する仕組み。既存の24万症例に今回、全国がん(成人病)センター協議会加盟施設で2005年に診断された6万症例が加わり、計30万症例のデータを基に生存率が算出できるようになった。患者は自分の状態に近い症例を見つけやすくなる。
国がんは今年度内に06年、07年に診断された症例も追加し、KapWebに反映する方針だ。