北里柴三郎が肖像画に採用された新千円札が7月3日に発行されたことを受け、日本医師会は同日、コメントを発表した。北里氏は初代日本医師会長であり、また野口英世に続いて医師が肖像画に採用されたことから「医療が社会に欠かせないということの確証であり、医師の社会に果たす責任の重さを感じている」と表明。北里氏は細菌学の世界的権威として知られるが、予防医学の確立にも強い関心を持っていたとされることに触れ、「今後も北里先生の志を受け継ぎ、人生100年時代という健康長寿社会の実現に尽力していきたい」と抱負を述べた。