日本呼吸器学会が7年ぶりに改訂した『成人肺炎診療ガイドライン2024』1)では,医療・介護関連肺炎(nursing and healthcare-associated pneumonia:NHCAP)の概念を残すことになった。
今回のガイドラインで,NHCAPでは耐性菌のリスク因子をより重視した初期抗菌薬選択が強調され,特に耐性菌リスクが低いと考えられる患者群には不必要な広域抗菌薬使用を控える推奨が示されている。
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