厚生労働省は3月14日、第119回医師国家試験(2025年2月8~9日実施)の結果を発表した。
今回の受験者数は1万282人(対前年54人減)で合格者数は9486人(同61人減)、合格率は92.3%(同0.1ポイント減)だった。受験者のうち新卒者は9507人で合格率95.0%、既卒者は775人で合格率59.0%。既卒者の合格率は、受験可能回数が2回の受験者が75.6%、3回が60.9%、4回が33.3%だった。
男女別合格者の内訳をみると、男性が6044人で合格率91.8%、女性が3442人で合格率93.1%、女性合格者の割合は36.3%で前年より1.7ポイント増え過去最高となった。
今回の合格基準は、①必修問題は、一般問題を1問1点、臨床実地問題を1問3点とし、総得点200点中160点以上、②必修問題を除いた一般問題および臨床実地問題については、1問1点とし、総得点300点中221点以上、③禁忌肢問題選択数は3問以下─だった。