政府は5日、2020年までに抗菌薬使用量を対14年比で3割減らす目標を盛り込んだ「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」を決定した。
アクションプランは、関係省庁・関係機関等が人と動物の保健衛生を一体的に推進する「ワンヘルス・アプローチ」の視野に立ち、集中的に取り組むべき対策をまとめたもの。
アクションプランでは2020年までの成果指標として、抗菌薬の使用量と微生物の薬剤耐性率の具体的な数値目標を盛り込んでいる(表1、2)。
抗菌薬の適正使用に向けては「国民会議」を設置し薬剤耐性対策を国民運動として展開。入院・外来患者、小児とその保護者、高齢者など特定層の特徴を踏まえた啓発を行う。