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腹囲非該当でもリスク1つで心血管疾患が約2倍に [特定健診・保健指導]

No.4798 (2016年04月09日発行) P.12

登録日: 2016-04-09

最終更新日: 2016-11-30

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特定健診・保健指導の見直しに向け検討している厚生労働省の有識者検討会は5日、腹囲基準を議論した。腹囲基準に該当しなくても高血圧などがあれば、心血管疾患発症のリスクが約2倍以上になるという研究結果が報告された。
報告を行ったのは、厚生労働科学研究班の代表の門脇孝構成員(東大)。研究対象の男性1万4068人、女性1万7039人を8~12年追跡した。
腹囲とBMIが基準に満たず、血糖・血圧・脂質の検査値でリスクファクター無しの集団を対照群とした場合に、保健指導レベル別にみた全循環器疾患の年齢調整ハザード比は表の通り。情報提供レベルの者でもリスクファクターが1つあれば、心血管疾患発症のリスクは男性で1.91倍、女性で2.12倍だった。門脇氏はこれらの集団を「いわゆる痩せメタボ」と説明し、対応の必要性を指摘。
動機づけ支援レベルの者のリスクは男性1.97倍、女性2.32倍で、積極的支援レベルの者のリスクは男性3.17培、女性2.83培だった。


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