健康状態を示す包括的指標である「平均寿命」。日本は世界で高い水準を示しており、特に女性は世界一を誇る。平均寿命は今後さらに伸長し、国立社会保障・人口問題研究所の推計では、2050年には男性83.55歳、女性は90.29歳となり、女性の平均寿命が90歳を超える。
一方、日常生活に制限のない期間の平均である「健康寿命」。平均寿命と健康寿命の差(不健康な期間)は2013年時点で男性9.02年、女性12.40年。平均寿命の伸びとともに不健康な期間も伸びることが予想されることから、平均寿命と健康寿命の差をできるだけ縮めることが国家的課題となっている。
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