厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(岡部信彦分科会長)が1月30日に開かれ、日本脳炎ワクチンの定期接種について、来年度から2024年度末までの間に18歳となる者の2期接種の積極的勧奨を行うことを了承した。
積極的勧奨の対象となるのは1997~2006年度生まれ。07年度生まれ以降は、通常のスケジュール(表)で実施する。
日本脳炎ワクチンは、マウス脳由来ワクチン接種後の重症の急性散在性脳脊髄炎(ADEM)発生を踏まえ、05年から積極的勧奨が差し控えられていたが、「乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン」が薬事承認されたことから、10年度以降は順次、積極的勧奨を再開している。