日本感染症学会前理事長
1952年神奈川県生まれ。76年慶大卒。国立病院機構東京医療センター統括診療部長、慶大医学部感染症学教室教授などを経て、2017年4月より国立がん研究センター中央病院感染症部長、慶大特任教授。4月6日まで日本感染症学会理事長
2013年から日本感染症学会理事長を務め、4月6~8日には、第91回総会・学術講演会の会長として、「継続は力─感染症と化学療法の明日に向かって」をテーマに、第65回日本化学療法学会学術集会と合同開催した。日本化学療法学会は、主に抗菌化学療法に力を入れる医師、薬剤師が多く加入し、テーマが重なる部分も多いことから、12年から可能な限り合同開催している。
「感染症に関わる最近のトピックの1つは、ジカ熱、エボラ出血熱、MERS(中東呼吸器症候群)など、脅威となる感染症のグローバル化。もう1つは、遺伝子診断の簡便化が進み、微生物検査が迅速にできるようになってきたことが挙げられます」。学術講演会では、「国際的に脅威となるウイルス感染症と対策」「大きく変化する微生物検査と臨床に与える影響」をテーマにしたシンポジウムも企画し、議論した。
残り500文字あります
会員登録頂くことで利用範囲が広がります。 » 会員登録する