2016年に日本医療機能評価機構に報告された医療事故が3882件(前年比228件増)に上ることが分かった。このうち死亡したのは338件(8.7%)。
同機構が実施する「医療事故情報収集等事業(※)」の2016年年報によると、事故の概要で最も多いのは、「療養上の世話」の36.8%(1430件)。
次いで「治療・処置」が30.1%、「その他」が12.3%、「薬剤」が7.0%と続く。
発生要因では「確認を怠った」が11.3%、「患者側」が11.2%、「観察を怠った」が10.5%、「判断を誤った」が9.6%の順で続き、改めて業務手順の徹底の必要性が示唆された結果となっている。
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