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特集:慢性白血病の徴候を見逃さない

No.4773 (2015年10月17日発行) P.19

山﨑宏人 (金沢大学附属病院輸血部長)

登録日: 2016-11-08

最終更新日: 2017-02-10

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監修:山﨑宏人(金沢大学附属病院輸血部長)

日常臨床において,しばしば白血球増多が見られる患者に遭遇する。幼若な芽球が増加している場合,詳細な病型分類は専門医にゆだねる必要があるものの,腫瘍性の判断は比較的易しい。一方,成熟白血球が増加している場合,どの系統の白血球が増加しているかの判断はできても,それが反応性なのか,あるいは腫瘍性であるかの判断は意外に難しい。
本特集では,末梢血中の好中球・リンパ球・好酸球が増加している場合にわけて,各領域の専門家に反応性増加と対比しながら代表的な腫瘍性疾患の臨床的特徴について解説をお願いした。一般臨床医はもちろん,血液専門医にとっても有益な情報が含まれており,ぜひ,日常臨床の参考にして頂きたい。

1 好中球の増加
北海道大学大学院医学研究科内科学講座血液内科学分野講師 近藤 健

2 リンパ球の増加
新潟薬科大学薬学部病態生理学研究室教授 青木定夫

3 好酸球の増加
西脇市立西脇病院血液内科部長 松井利充
神戸大学大学院医学研究科血液内科学分野 定 明子

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