厚生労働省が9月に公表した「2016年国民健康・栄養調査」によると、1日の食塩摂取量の平均値は9.9gだった。この10年間で有意に減少しているが、厚生労働省は2022年度までに8gに減少させる目標を立てており、その差はまだ1.9gの開きがある。
都道府県別に年齢調整を行い、高い方から低い方に4区分に分け、上位25%と下位25%を比較すると、食塩摂取量に有意な地域差がみられた。男性で最も摂取量が多いのは宮城県と福島県、最も少ないのは沖縄県で、その差は約3g。女性では最も多いのが長野県、最も少ないのが沖縄県で、その差は約2gだった。
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