厚生労働省と警察庁によると、2017年中の自殺者数は2万1321人で、10年以降、8年連続の減少となった。年齢別では、19歳以下が前年から47人増えたほかは軒並み減少している。
人口10万人当たりの自殺死亡率は16.8で、自殺統計が始まった1978年以降で最低だ。男女別では、男性が24.0、女性が10.0と、男性が女性の2.4倍高い。自殺死亡率を都道府県別にみると、最も高かったのは秋田(24.3)、最も低かったのは大阪(13.6)だった。
経済協力開発機構(OECD)の“Health at a Glance”で国際比較すると、自殺死亡率16.8はバルト三国などよりは低いが、米国(13.5、14年)やドイツ(10.8、同)と比べるとかなり高い。
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