ひばりクリニック院長/認定NPO法人うりずん理事長
1961年滋賀県生まれ。85年自治医大卒。旧朽木村国保診療所(滋賀県高島市)、沼尾病院(宇都宮市)などでの勤務を経て、2002年宇都宮市にひばりクリニック開業。08年日中一時支援施設「うりずん」開所。15年第4回日本医師会赤ひげ大賞受賞
宇都宮市で人工呼吸器など医療的ケアを必要とする子どもや重症心身障害児の在宅医療に、10年以上にわたり献身的に取り組んできた。クリニックに併設する日中一時支援施設「うりずん」では、そうした子どもたちの預かりを行っている。今年4月にクリニックとうりずんを現在の場所に移転し、事業を拡大。自宅までの送迎と学童保育を合わせた「放課後等デイサービス」も始めた。
「病気や障害があってもお子さんの成長は早いものです。家族とまでは言わないけれど、お子さんの人生にずっと寄り添って成長を見守る。それが在宅医としての仕事であり喜びでもあります」
病院に在宅専任の医師として勤務していたが、医療的ケアを伴う小児在宅は経験がなく、責任もとれないとの理由から断らざるをえなかった。心に引っ掛かりを覚えながらも半ば諦めていた。
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