普及率の伸び悩みが指摘されているマイナンバーカード。その交付枚数は2019年7月現在1727万枚で、人口当たりの普及率は13.5%となっている。年齢階級別にみると、最も普及しているのは70代だ。特に男性は70~74歳で25.5%、75~79歳で27.2%と、4人に1人以上が取得している。60歳未満の年代では男女とも普及率は20%未満となっている。取得促進策の1つとして政府は、マイナンバーカードを医療機関で健康保険証として利用できる環境の整備を掲げている。健康保険証利用が始まる21年3月末には6000万~7000万枚を交付し、23年3月末にはほとんど全ての住民が保有している状況を目指すとしている。