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突然の動悸という“あるある”シチュエーションで頻拍の診断を考えよう[“すきドリ” すき間ドリル! 心電図~ヒロへの挑戦状~(23)]

No.5016 (2020年06月13日発行) P.11

杉山裕章 (京都府立医科大学附属病院循環器内科)

登録日: 2020-06-11

最終更新日: 2020-06-10

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76歳,女性。高血圧,気管支喘息(アドエア)で治療中。動悸を訴え,独歩にて受診した。

「お昼ご飯の準備をしていたら急に胸がドキドキし出したんです。前にも何回か同じようなことがありました。これまでは病院に来る前に治まっていましたが,今回はきつい感じがずっと続くので…」

来院時および1カ月前(定期外来)の12誘導心電図を示す(図1・2)。動悸の原因は何か。また,適切な治療手段を以下のうちから1つ選べ。
① サンリズム(ピルシカイニド)静注
② インデラル(プロプラノロール)静注
③ ワソラン(ベラパミル)静注
④ アデホス〔アデノシン三リン酸(ATP)〕急速静注
⑤ カルディオバージョン(cardioversion)

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