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オンコパネルを活用したこれからの悪性脳腫瘍治療の展望について

登録日: 2021.04.22 最終更新日: 2026.02.21

大宅宗一 (埼玉医科大学総合医療センター脳神経外科教授) 吉本幸司 (鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 脳神経外科学教授)

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オンコパネルを活用したこれからの悪性脳腫瘍治療の展望についてご教示下さい。
鹿児島大学・吉本幸司先生にご回答をお願いします。

【質問者】

大宅宗一 埼玉医科大学総合医療センター脳神経外科教授


【回答】

 【オンコパネルを活用した成人悪性グリオーマの治療にはまだ多くの課題がある】

オンコパネル検査は,悪性腫瘍に起こる遺伝子変異を網羅的に解析できる検査法であり,2019年6月に保険収載されました。その検査の目的は,遺伝子変異に基づき標的薬剤による個別化医療を推進することです。現在,保険診療として承認されているのは,「FoundationOne® CDxがんゲノムプロファイル」(中外製薬)と「OncoGuideTMNCCオンコパネルシステム」(シスメックス社)の2種類で,それぞれ324遺伝子,114遺伝子の遺伝子変異を解析することが可能です。

オンコパネル検査は,標準治療を終了した患者や希少がんの患者に適応となりますが,全国12箇所のがんゲノム医療中核拠点病院や33箇所のがんゲノム中核病院でのエキスパートパネルにて解析結果を検証する必要があり,しかも保険診療のためには,患者の外来受診時にその結果を説明しなければいけません。したがって,患者が外来受診できる状態でなければ,オンコパネル検査は保険適用とはなりません。


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