株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

アレクシオンファーマ/アストラゼネカ:直接作用型第Xa因子阻害剤を中和、「オンデキサ」承認取得[新薬開発・販売 FRONTLINE]

No.5111 (2022年04月09日発行) P.15

登録日: 2022-04-05

最終更新日: 2022-04-05

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

アレクシオンファーマ合同会社とアストラゼネカは3月29日、直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)の第Xa因子阻害剤(アピキサバン、リバーロキサバンまたはエドキサバン)投与中の患者における「生命を脅かす出血または止血困難な出血の発現時の抗凝固作用の中和」を効能・効果として「オンデキサ静注用200mg」(一般名:アンデキサネット アルファ)の製造販売承認を取得したと発表した。アレクシオンファーマが製造、アストラゼネカが販売や情報提供活動を担当する。

アピキサバン、リバーロキサバン、エドキサバンは、血栓が形成されないよう血液の凝固を防ぐ一方で、生命を脅かす重大な出血のリスクを高める可能性があるとされているが、服用中に大出血を起こした患者に対する中和剤がこれまでなかった。

オンデキサは、第Xa因子阻害剤に結合し抗凝固作用を速やかに中和するようデザインされた中和剤。第Xa因子阻害剤投与中に急性の大出血を起こした患者を対象とした国際共同第3b/4相14-505(ANNEXA-4)試験で得られたデータに基づき承認された。海外では2018年に米国FDAにより承認、2019年に欧州委員会により条件付きで承認されている。

「オンデキサ」の用法・用量
A法:400mgを30mg/分の速度で静脈内投与、続いて480mgを4mg/分の速度で2時間静脈内投与
B法:800mgを30mg/分の速度で静脈内投与、続いて960mgを8mg/分の速度で2時間静脈内投与

関連記事・論文

もっと見る

関連書籍

もっと見る

関連求人情報

公立小浜温泉病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 消化器内科 2名、呼吸器内科・循環器内科・腎臓内科(泌尿器科)・消化器外科 各1名
勤務地: 長崎県雲仙市

公立小浜温泉病院は、国より移譲を受けて、雲仙市と南島原市で組織する雲仙・南島原保健組合(一部事務組合)が開設する公設民営病院です。
現在、指定管理者制度により医療法人社団 苑田会様へ病院の管理運営を行っていただいております。
2020年3月に新築移転し、2021年4月に病院名を公立新小浜病院から「公立小浜温泉病院」に変更しました。
6階建で波穏やかな橘湾の眺望を望むデイルームを配置し、夕日が橘湾に沈む様子はすばらしいロケーションとなっております。

当病院は島原半島の二次救急医療中核病院として地域医療を支える充実した病院を目指し、BCR等手術室の整備を行いました。医療から介護までの医療設備等環境は整いました。
2022年4月1日より脳神経外科及び一般外科医の先生に常勤医師として勤務していただくことになりました。消化器内科医、呼吸器内科医、循環器内科医及び外科部門で消化器外科医、整形外科医の先生に常勤医師として勤務していただき地域に信頼される病院を目指し歩んでいただける先生をお待ちしております。
又、地域から強い要望がありました透析業務を2020年4月から開始いたしました。透析数25床の能力を有しています。15床から開始いたしましたが、近隣から増床の要望がありお応えしたいと考えますが、そのためには腎臓内科(泌尿器科)医の先生の勤務が必要不可欠です。お待ちいたしております。

●人口(島原半島二次医療圏の雲仙市、南島原市、島原市):126,764人(令和2年国勢調査)
今後はさらに、少子高齢化に対応した訪問看護、訪問介護、訪問診療体制が求められています。又、地域の特色を生かした温泉療法(古くから湯治場として有名で、泉質は塩泉で温泉熱量は日本一)を取り入れてリハビリ療法を充実させた病院を構築していきたいと考えています。

もっと見る

関連物件情報

もっと見る

page top