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田村厚労相「分かった事実基に適切に対応」 - 「CASE-J」問題

No.4706 (2014年07月05日発行) P.12

登録日: 2014-07-05

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参議院厚生労働委員会は6月26日に会合を開き、頻出する臨床試験不正問題について閉会中審査を行った。質疑に立った議員の多くが議題にしたのは、武田薬品工業のARB「カンデサルタン」(商品名=ブロプレス)を巡り薬事法違反(誇大広告)の疑義が生じている「CASE-J試験」について。
小池晃議員(日本共産党)は、「臨床研究の信頼を失墜させ、医療保険財政に重大な影響を与えた責任は重大」と強調。同じARBの医師主導臨床試験におけるデータ改竄により「逮捕者が出たノバルティスファーマのケース以上に悪質」とし、試験に企画段階から関与していたことが明らかとなった同社に対し、「ノバ社と同様に厚労省が刑事告発すべき」と訴えた。
それに対し、田村憲久厚労相は「我々も現在聴き取りなど精査をしている。これから分かった事実を基に適切に対応する」と答弁した。

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