症例
70歳代の女性。鯛飯を食べた後,骨が喉に刺さったような感じがあり,近医(耳鼻科)を受診した。喉頭鏡で喉の奥に骨らしきものを認めたが,咳き込んだために見失った。肛門側へ移動した可能性があり,様子をみるように説明を受けた。嚥下困難と喉の痛みが続くため別の病院を受診し,CT検査で頸部食道に異物を指摘され,異物摘出の目的で紹介された。身体所見では頸部の圧痛がみられ,血液所見では白血球数 9300/μL,CRP 7.29mg/dLと炎症所見を認めた。
▶鎮静下で緊急内視鏡を行い,スコープの先端に透明フードを装着して挿入すると,頸部食道に食道壁に刺さった異物(魚骨)を認め,刺入部は発赤し,その周囲に膿汁がみられた(図1)。
実臨床tips
頸部食道は管腔が狭いため,スコープの先端に透明フードを装着した。
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