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【COPD診断と治療のためのガイドライン】新ガイドラインが提示する安定期COPDにおけるマクロライド薬の位置づけ[ガイドライン・インフォメーション]

柴田陽光 (福島県立医科大学呼吸器内科学講座主任教授)

登録日: 2024-08-30

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  • 慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD)における増悪の定義と原因に関しては前述した。増悪は疾患を進展させて,患者の転帰不良に結びつくので,適切に管理する必要がある。頻回増悪者に対しては長時間作用型抗コリン薬(long acting muscarinic antagonist:LAMA)+長時間作用型β2刺激薬(long acting beta2-agonist:LABA)+吸入ステロイド薬(inhaled corticosteroid:ICS)配合薬による薬物治療が高い増悪抑制効果を持つことが示されている1)。特にICSを治療に含めることで2型炎症に効果を発揮することが期待でき,末梢血好酸球が増多しているCOPD患者での増悪抑制効果が期待できる。

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    公立小浜温泉病院

    勤務形態: 常勤
    募集科目: 消化器内科 2名、呼吸器内科・循環器内科・腎臓内科(泌尿器科)・消化器外科 各1名
    勤務地: 長崎県雲仙市

    公立小浜温泉病院は、国より移譲を受けて、雲仙市と南島原市で組織する雲仙・南島原保健組合(一部事務組合)が開設する公設民営病院です。
    現在、指定管理者制度により医療法人社団 苑田会様へ病院の管理運営を行っていただいております。
    2020年3月に新築移転し、2021年4月に病院名を公立新小浜病院から「公立小浜温泉病院」に変更しました。
    6階建で波穏やかな橘湾の眺望を望むデイルームを配置し、夕日が橘湾に沈む様子はすばらしいロケーションとなっております。

    当病院は島原半島の二次救急医療中核病院として地域医療を支える充実した病院を目指し、BCR等手術室の整備を行いました。医療から介護までの医療設備等環境は整いました。
    2022年4月1日より脳神経外科及び一般外科医の先生に常勤医師として勤務していただくことになりました。消化器内科医、呼吸器内科医、循環器内科医及び外科部門で消化器外科医、整形外科医の先生に常勤医師として勤務していただき地域に信頼される病院を目指し歩んでいただける先生をお待ちしております。
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