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「足白癬・爪白癬の実態と潜在罹患率の大規模疫学調査(Foot Check 2023)」の調査結果について

No.5242 (2024年10月12日発行) P.51

川端康浩 (川端皮膚科クリニック院長)

畑 康樹 (神奈川はた皮膚科クリニック院長/日本臨床皮膚科医会副会長)

登録日: 2024-10-11

最終更新日: 2024-10-08

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  • ありふれた皮膚疾患である白癬症の治療をしっかりと行っていく上で,その潜在罹患率を把握することは非常に重要です。
    日本臨床皮膚科医会によって実施された「足白癬・爪白癬の実態と潜在罹患率の大規模疫学調査(Foot Check 2023)」の調査結果から,わが国における最新の足白癬・爪白癬の潜在罹患率についてご教示下さい。
    神奈川はた皮膚科クリニック/日本臨床皮膚科医会・畑 康樹先生にご解説をお願いします。

    【質問者】
    川端康浩 川端皮膚科クリニック院長


    【回答】

    【6人に1人が足に何らかの白癬,7人に1人が足白癬,13人に1人が爪白癬に罹患している】

    わが国における足に生じる疾患,特に足・爪白癬の潜在罹患率を把握する目的で日本臨床皮膚科医会が2007年に実施した「足白癬・爪白癬の実態と潜在罹患率の大規模疫学調査(Foot Check 2007)」から16年が経過し,その間に新たな爪白癬治療外用薬や経口抗真菌薬が承認され,足白癬・爪白癬に関する啓発活動も行われてきました。しかし現在まで,足白癬・爪白癬の潜在罹患率に関する大規模な疫学調査は行われておらず,その実態を十分に把握できていませんでした。そこで日本臨床皮膚科医会として,足白癬・爪白癬の潜在罹患率について最新の情報を得るべく,「足白癬・爪白癬の実態と潜在罹患率の大規模疫学調査(Foot Check 2023)」1)を企画・実施しました。

    WEBコンテンツ「足白癬を完治させる7の極意」

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