電子たばこが禁煙の成功確率を約1/3低下させる─。国立がん研究センターは12日、紙巻きたばこの禁煙方法と有効性の調査結果を発表した。
電子たばこ使用者は不使用者よりも禁煙成功者が38%少なかった一方で、禁煙外来でニコチンを含まない薬物療法を受けた人では、禁煙の成功確率を約2倍に上昇させたという。
研究結果を踏まえ同センターは、電子たばこが国内の喫煙者の減少に大きな貢献をする可能性は低く、禁煙の手段として推奨、促進すべきではないと指摘。その上で、禁煙目的をうたう販売に対しては適切な規制が必要だとしている。
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