厚生労働省が先月発表した「2015年市区町村別生命表の概況」によると、平均寿命が最も長い市区町村と最も短い市区町村の差は、男性で9.8年、女性で4.6年に及ぶ。女性は前々回調査(2005年)で6.5年、前回調査(2010年)で5.2年と差が縮小しているが、男性では8.6年、9.7年(同)と拡大している傾向がみられる。
最も長命の市区町村は、男性では横浜市青葉区(83.3歳)、女性では沖縄県中頭郡北中城村(89.0歳)。一方、最も短命なのは男女ともに大阪市西成区(男性73.5歳、女性84.4歳)だった。同区の男女差は 10.9年の開きがあり、これは全国の市区町村別で最大だ。男女差が最も小さいのは奈良県生駒郡平群町で4.8年。
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