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脂質異常症─コレステロール吸収阻害薬[頻用薬 処方の作法(13)]

No.4922 (2018年08月25日発行) P.12

藤村昭夫 (自治医科大学名誉教授・蓮田病院学術顧問)

登録日: 2018-08-23

最終更新日: 2018-08-22

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臨床薬理学的特徴

■3種類のコレステロール吸収阻害薬が脂質異常症の治療薬として用いられている(表)。

 

■エゼチミブは代謝(グルクロン酸抱合)された後,胆汁中に排泄される。排泄された代謝物は腸内細菌叢による脱抱合を受けて一部はエゼチミブとして再吸収されるために(腸肝循環),1日1回投与でコレステロール吸収阻害効果は持続する。
■コレスチミドとコレスチラミンは吸収されずに,ほとんどすべてが糞便中に排泄される。

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