flash glucose monitoring(FGM)は間欠スキャン持続血糖モニター(iCGM)の1機種である
FGMは工場較正が行われており,使用中には較正が不要である
FGMは1つのセンサーで14日間の使用が可能である
FGMはスキャン時において計測値,トレンドを示すことができるが,アラート機能はない
FGMのデータ解析ソフトはAmbulatory Glucose Profile(AGP)というサマリー(図)を示す機能がある
FGMのFreeStyleリブレは,わが国では血糖自己測定(SMBG)の補助としてのみの承認であり,血糖自己測定器加算で算定される仕組みとなっている。
flash glucose monitoring(FGM)は,上腕に留置したセンサーによって皮下のグルコース濃度を連続的に測定し,リーダー(測定器)をかざした際にセンサーデータを読み取るという方式の新たな持続血糖モニター(continuous glucose monitoring:CGM)に類するものである。間欠的に計測値を表示できるため,間欠スキャンCGM(intermittently viewed CGM:iCGM)と呼ばれ,わが国で使用可能なiCGMはFreeStyleリブレ(Abbott社)のみである。Abbott社は,FreeStyleリブレをFGMと呼称しており,わが国では医療従事者が評価に用いるデータ記録のみを目的としたCGMであるFreeStyleリブレProもFGMと呼ばれることが多いが,本稿では患者が治療に用いるiCGM機器であるFreeStyleリブレについて概説する。