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特集:意外に知られていない モルヒネによる痛み治療の問題点と実際

No.4956 (2019年04月20日発行) P.17

監修: 細川豊史 (洛和会丸太町病院院長)

登録日: 2019-04-22

最終更新日: 2019-04-17

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監修:細川豊史(洛和会丸太町病院院長)

■監修のことば

モルヒネは,わが国において,がん疼痛緩和に最初に使用されたオピオイド鎮痛薬である。多くの剤形があり,投与経路が自由に選択できるため,現在も臨床の場で頻用されている。

本特集では,痛み治療と緩和ケアの専門の先生方に,がん疼痛緩和におけるモルヒネの役割を作用機序,一般的使用法,副作用対策という基本的な事項に加え,硬膜外腔やくも膜下腔への特殊な使用法について解説して頂いた。さらに非がん性慢性疼痛治療におけるモルヒネの役割と他のオピオイド鎮痛薬の使用法と注意点についても,その基本と将来性も含め多面的に解説して頂いた。オピオイド鎮痛薬の安全で適切な臨床使用に,本特集が役立つことを祈念している。

■目次

1 がん疼痛緩和におけるモルヒネの役割 ─作用機序と使用法,副作用対策
山代亜紀子(洛和会音羽病院緩和ケア内科副部長)

2 モルヒネによる特殊な“がん疼痛”緩和
大西佳子(京都市立病院緩和ケア科部長)
細川豊史(洛和会丸太町病院院長)

3 非がん性慢性疼痛治療におけるモルヒネの役割と注意点 ─他のオピオイド鎮痛薬も含めて
廣瀬宗孝(兵庫医科大学麻酔科学・疼痛制御科学講座主任教授)

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