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急速に悪化する息切れ,QRS波の振幅と変化に注目[“すきドリ” すき間ドリル! 心電図~ヒロへの挑戦状~(32)]

No.5025 (2020年08月15日発行) P.9

杉山裕章 (京都府立医科大学附属病院循環器内科)

登録日: 2020-08-14

最終更新日: 2020-08-07

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50歳,男性。3カ月前から不定期に咳嗽が出現するようになり,時に血痰を認めることもあった。1カ月くらい前から労作時息切れ,腹部膨満感,食欲減退も加わり近医にて“気管支喘息”と診断されていた。
喫煙:15~20本/日(12~45歳:以後は禁煙),アルコール:ワインボトル1本/日。
「とにかくしんどいねん。先週ゴルフに行ってから特に息が苦しくなってな。ここ何日かはちょっと歩くだけでもハァハァして,トイレまで行くのも一苦労やねん。腹が張って下痢するし,まともにメシも食えてないんや」

体温37.1℃,血圧90/67mmHg,脈拍120/分・整,酸素飽和度(SpO2)92%。来院時の胸部X線(図1)にて著明な心拡大(心胸郭比64%),右肺浸潤影および右肋骨横隔膜角の鈍化あり。来院時の心電図を示す(図2)。心電図診断として正しいものを選べ(複数回答可)。
① 発作性上室頻拍  ② 洞頻脈  ③ 心室期外収縮   ④ 低電位   ⑤ 電気的交互脈(QRS alternans)

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