14歳女児。3カ月前から右下腹部を中心とする腹痛と下痢あり。2カ月前から発熱が出現し,近医で整腸剤と解熱鎮痛薬を処方されるも改善せず,前医を受診した。下部内視鏡で回盲弁周囲と回腸末端に潰瘍が多発しており,精査加療目的に当院入院となった。数年前に尋常性白斑の治療を受けている。
入院時,便6~7回/日。腹部平坦,軟,心窩部と右下腹部に圧痛あり。右下腹部に鶏卵大の腫瘤を触れた。採血にてCRP 4.81mg/dLと上昇していた。白血球数は基準範囲内であった。Hb 11.5g/dLと軽度の貧血を認めた。
動画1は,まず骨盤腔内へ向けて走査し,正中付近で折り返し,再度右外側に走査している。診断のポイントに沿って所見をチェックしていく。