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点滴が要る喘息発作―ポリフォニック・ウィーズ[聴いて覚える肺聴診ギャラリー(1)]

No.5141 (2022年11月05日発行) P.10

長坂行雄 (洛和会音羽病院/洛和会京都呼吸器センター参与)

登録日: 2022-11-08

最終更新日: 2022-11-04

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症例 風邪をひいた後に呼吸困難となった50代の女性

喘息の既往があり,吸入ステロイドと長時間作用性のβ刺激薬でコントロールされていた。数日前に風邪をひいてからウィーズが出現し,さらに夜間には呼吸困難で眠れなくなって受診した。酸素飽和度は92%とやや低下している。診察日まで1日プロカテロール吸入などで我慢して受診した。聴診器を当てると図1(サウンドスペクトログラム)のような音が聴こえた。

→図1の肺音はこちらから聴くことができます







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公立小浜温泉病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 消化器内科 2名、呼吸器内科・循環器内科・腎臓内科(泌尿器科)・整形外科 各1名
勤務地: 長崎県雲仙市

公立小浜温泉病院は、国より移譲を受けて、雲仙市と南島原市で組織する雲仙・南島原保健組合(一部事務組合)が開設する公設民営病院です。
現在、指定管理者制度により医療法人社団 苑田会様へ病院の管理運営を行っていただいております。
2020年3月に新築移転し、2021年4月に病院名を公立新小浜病院から「公立小浜温泉病院」に変更しました。
6階建で波穏やかな橘湾の眺望を望むデイルームを配置し、夕日が橘湾に沈む様子はすばらしいロケーションとなっております。

当病院は島原半島の二次救急医療体制の救急告示病院として救急患者を受け入れています。
又、地域から強い要望がありました透析業務を2020年4月から開始いたしました。

●人口(島原半島二次医療圏の雲仙市、南島原市、島原市):126,764人(令和2年国勢調査)
今後はさらに、少子高齢化に対応した訪問診療、訪問看護、訪問介護体制が求められています。又、地域の特色を生かした温泉療法(古くから湯治場として有名で、泉質は塩泉で温泉熱量は日本一)を取り入れてリハビリ療法を充実させた病院を構築していきたいと考えています。

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