文部科学省の「東北地方における医学部設置に係る構想審査会」(遠藤久夫座長)は7月30日、第4回会合を非公開で開き、東北地方に1校限り認める新設医学部構想の審査を行った。新設先の選定には至らず、結論は次回以降に持ち越しとなった。
終了後に会見した遠藤座長は、選定に向けた今後の論点について、「東北の求める医学部像と各構想の理念や実現可能性をどう評価するかが重要。現時点では1校を選定しても、認可の際には何らかの条件が付く印象だ」と述べた。
結論が得られる時期の見込みについて、同省の袖山禎之医学教育課長は「最短で次回会合」としている。次回会合は28日に開催予定。