株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

無気肺と気管支狭窄の肺音[聴いて覚える肺聴診ギャラリー(18)]

No.5216 (2024年04月13日発行) P.10

長坂行雄 (洛和会音羽病院/洛和会京都呼吸器センター参与)

登録日: 2024-04-16

最終更新日: 2024-04-12

症例 高血圧症,脂質異常症で通院中の87歳女性

【既往歴】
高血圧症,脂質異常症で近医に通院中。1週間前から倦怠感と喘鳴があり,胸部X線検査で左胸水,左下肺野虚脱(図1)がみられ,紹介受診となった。

 

【生活歴】
喫煙は20歳から現在まで10本/日。

図1では,無気肺になった左下葉と,無気肺になっていない左上葉が認められます。図2,3のように下葉を閉塞し,上葉の狭窄を認め,気管支内生検では扁平上皮癌を認めました。胸水の細胞診は陰性で,胸水のCEAも高値ではなく,無気肺の部分を埋めるような胸水貯留と考えられ,すぐに同部位への放射線治療を開始しました。1週間ほどで左上葉含め,全体が無気肺となり,40Gで放射線治療を終了し,胸水の減少も認められませんでした。

WEBコンテンツ「5分でマスター 実践肺聴診

プレミアム会員向けコンテンツです(連載の第1~3回と最新回のみ無料会員も閲覧可)
→ログインした状態で続きを読む

関連記事・論文

もっと見る

関連書籍

もっと見る

関連求人情報

もっと見る

関連物件情報

もっと見る

page top