2015年に新たに癌と診断される数を示す罹患数と死亡数の予測を国立がん研究センターが算出し、4月28日、癌情報の総合サイト「がん情報サービス」に公開した。それによると、15年の予測癌罹患数は98万2100例(男性56万300例、女性42万1800例)で、前年より約10万例増加。同センターは「高齢化とがん登録精度の向上が要因」と指摘している。
部位別罹患数では、大腸癌、前立腺癌の罹患が増加し、男性では前立腺癌が9万8400例で最多。
癌死亡数は37万900人(男性21万9200人、女性15万1700人)。前年より約4000人増加で大きな変化は見られなかった。