厚生労働省は18日、第110回医師国家試験(2016年2月6~8日実施)の結果を発表した。受験者数は9434人で前年より377人増加し、合格者数も8630人と372人増加。合格率は91.5%だった。
合格者の内訳は、男性5802人(67.2%)、女性2828人(32.8%)。合格率は男性90.7%、女性93.2%と、男女別のデータ集計が始まった第85回(1991年)以来26年連続で女性のほうが高い。
合格基準は、一般問題を1問1点、臨床実地問題を1問3点とし、(1)必修問題200点中160点以上(必修問題の一部を採点から除外された受験者は総点数の80%以上)、(2)必修問題を除く一般問題199点中125点以上、(3)必修問題を除く臨床実地問題594点中388点以上、(4)禁忌肢問題選択数3問以下─をすべて満たすこと。なお、設問・選択肢が不十分で採点から除外された問題が4問あった。
大学別の合格状況は12、13頁。新卒・既卒を合わせた合格率が最も高かったのは和歌山県立医大、自治医大の99.1%だった。