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特集:TAVIの有用性と課題

No.4850 (2017年04月08日発行) P.25

監修: 林田健太郎 (慶應義塾大学病院循環器内科講師)

登録日: 2017-04-07

最終更新日: 2017-04-05

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監修:林田健太郎(慶應義塾大学病院循環器内科講師)

大動脈弁狭窄症(AS)において代表的な治療法である大動脈弁置換術は,安全で確実性の高い外科治療と評価されてはいるが,全身の臓器への負担が大きいことから,高齢者や肺,肝臓等の重症疾患を有する患者は適応外とされてきた。そのような患者に福音をもたらしたのが経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)である。デバイスの進歩と安全性,有効性の確認も進み,開胸手術ではない,低侵襲治療として普及が期待されており,欧米では中等度リスク例への適応拡大の動きもある。
本特集では,①大動脈弁狭窄症の病態,TAVI適応患者の条件や実際使用している人工弁,カテーテルの紹介,②特有の合併症である弁輪破裂,脳梗塞と,発症した場合の早急な対処法,③第二世代のデバイス開発の現状と今後の見通し,についてエキスパートに解説いただく。

1 TAVIとは何か?
慶應義塾大学病院循環器内科 柳澤 亮
慶應義塾大学病院循環器内科講師 林田健太郎

2 TAVIの合併症と対策
帝京大学医学部循環器内科 渡邊雄介

3 わが国におけるTAVIの成績と今後の展望
豊橋ハートセンター循環器内科 志村徹郎
豊橋ハートセンター循環器内科医長 山本真功

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