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jmedmook49 あなたも名医!もう悩まない!骨粗鬆症診療 あなたの疑問にお答えします

骨粗鬆症診療最前線の専門医が現場のあらゆる疑問に答える!

定価:3,850円
(本体3,500円+税)

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編集: 竹内靖博(虎の門病院内分泌センター部長)
判型: B5判
頁数: 208頁
装丁: カラー
発行日: 2017年04月25日
ISBN: 978-4-7849-6449-9
付録: -

日本の骨粗鬆症人口は1200万人を超えているにもかかわらず、早期の診断が不十分で、骨折後においてさえも骨粗鬆症治療が開始されないという状況が頻発しています。骨折予備軍の人々が適切な治療なく転倒骨折の危険にさらされながら生活している状況を変えるために、骨粗鬆症の診断と治療を多くの実地医家に身近に感じて頂き、なおかつ自ら実践して頂くための手引き書をつくりました!骨粗鬆症診療最前線の専門医が現場のあらゆる疑問に答えた、日常診療で必携の1冊です!

目次

1章 誰が治療の対象か?
01 有症状の骨粗鬆症患者をどうする? ─整形外科では?
02 骨粗鬆症患者はどのように探す? ─内科では?
03 骨粗鬆症検診の現状と展望は?
04 FRAX®はどう役立てる?

2章 診断と鑑別診断は?
05 「原発性骨粗鬆症の診断基準」はどのように使う?
06 続発性骨粗鬆症を見つけるには?
07 続発性とも違う「骨粗鬆症もどき」はどう見分けるか?

3章 検査はいつ,何の目的で,何を測るのか?
08 骨密度測定が必要なときとその方法は?
09 骨代謝マーカーを検査する目的は? いつ,何を測るか?
10 骨代謝マーカー以外の血液・尿検査はいつ,何を目的に実施するのか?

4章 いつ治療薬を始めるか,いつまで続けるのか?
11 いつ治療薬を始めるのか? その目的と目標は?
12 休薬するのか変更するのか? その判断時期は?

5章 治療薬の選択は?
13 治療薬選択の根拠は何か?
14 治療薬の有効性をどう評価するのか?
15 治療薬選択のアルゴリズム作成は可能か?

6章 治療薬の切り替えは?
16 治療効果が不十分と判断するのはどのような場合か?切り替えはどうするか?
17 治療効果が十分と判断されるのはどのような場合か?そのようなときはどうするのか?

7章 特殊な骨粗鬆症の治療は?
18 摂食障害など栄養障害のある若年者の治療は?
19 妊娠後骨粗鬆症の治療は?
20 男性骨粗鬆症の治療は?
21 ステロイド治療患者に対する骨粗鬆症対策は?

8章 薬物療法以外の骨折予防策は?
22 食事の指導はどうするか?
23 サルコペニア対策はどうするか?
24 運動指導やロコモーショントレーニング(ロコトレ)は有効か?
25 どのようなときに椎体骨折患者の外科的治療を考えるのか?

9章 患者への説明と指導はどうする?
26 骨粗鬆症マネージャー®とは? その役割は?

10章 今さら聞けない骨粗鬆症の基礎
27 原発性骨粗鬆症の病態生理とは?
28 骨粗鬆症と骨折の疫学─日本の動向は?
29 骨粗鬆症治療薬の「有効性」はどのように評価されているのか?

11章 治療薬を安全に使うためには?
30 歯科医師からビスホスホネートやデノスマブの休薬を求められたら?
31 非定型大腿骨骨折の予防はどうする?
32 活性型ビタミンD製剤を処方するときの注意点は?─いまだに侮れない高カルシウム血症と急性腎障害
33 テリパラチドに特有の有害事象は?
34 選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)を処方するときの注意点は?

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序文

巻頭言

 骨粗鬆症を治療することにより高齢者の骨折発症を減らすことが可能な時代を迎えて既に15年以上が経過した。この間にも,高齢者は増加の一途を辿っており,骨折予防は喫緊の課題となっている。
 その後の治療薬の開発にも目覚ましいものがあり, 薬理作用や投与方法において多様な薬剤が使用可能となっている。また,骨粗鬆症は糖尿病と同様に,その診療にあたっては,食事(栄養)・運動・生活習慣・薬剤など多岐にわたる知識を必要とする。さらに,長期間にわたり治療を継続することが必要とされるため, 個々の患者に適したテイラーメイド医療を提供していくことが求められている。一方で,薬物治療が長期化することにより,稀ではあるが重大な問題が発生する可能性が明らかとなり,積極的に骨粗鬆症治療を進めようとする機運に水を差す状況も出現している。
 骨粗鬆症は国内患者数が1000万人を超えると推定されるcommon diseaseであり,多くの場合,それを専門としない医師が診療に携わっている。そのため,非専門医が診療の現場で抱く多くの疑問に対して,複雑化を増す現状を踏まえて, 簡潔かつ適切な情報を提供できるコンパクトな書物が望まれている。本書は,現時点で多くの医師が抱くであろう疑問を34個に集約し,それぞれに対して必要かつ十分な情報を提供することをめざして企画したものである。すべての項目が日本で望みうる最適の執筆者により解説されており, どの項目をお読み頂いても満足の得られる情報が得られると確信している。
 日々の診療の合間にふと疑問が浮かんだら, その答えはきっと本書の中であなたを待っているはずである。そんなときは,本書を紐解いて頂ければ幸いである。

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