日本医師会のデータによると、日医認定産業医の総数は2018年11月現在9万9799人で、まもなく10万人を突破する見込み。1990年代からの推移をみると、毎年平均2300人程度が新規登録している計算になる。世代別では60代が約3割を占め、10年前に比べ10ポイント以上増加。女性の割合も2割に近づいてきている。ストレスチェックの制度化、治療と就労の両立支援、勤務間インターバルの促進など、産業医に期待される役割は年々複雑かつ高度になっている。ただ、産業医を「持っているだけ」という医師も少なくなく、日医が15年に行った調査では、実際に産業医活動をしているのは6割程度とのデータが出ている。
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