指導医がメンバーの信頼を得てチームの性能を最大化し、教育者として後輩たちの力を効果的に引き出すためにはどうしたらいいのか―。その技術を総合内科医の志水さんがまとめた『愛され指導医になろうぜ〜最高の現場リーダーをつくる』(当社刊)が好評だ。
異色の経歴だ。米国での学位取得のために日米の往復を重ねた結果、日本の200以上の医療機関に勤務。また、学生や研修医を対象に志水さんが企画したデリバリー型教育事業「TdP(Teaching delivery Project)」を日米の大学や研修病院で展開、その実績を買われ、カザフスタンの大学で客員教授も務める。
浪人時代には、ファッション誌やホテルマン、人生相談などのアルバイトを経験。この社会経験がコミュニケーション力を鍛えた。さらに、診断力を向上させるために他分野の思考法を学ぼうと経営学修士(MBA)も取得。『愛され―』では、こうした様々な経験をMBAの知識を用いて医療現場のリーダーシップ論として昇華させた。
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