人事担当者にストレスチェックの受検状況を聞いたところ,なんと100%! さらに,高ストレス者もほとんどいないとのこと! 産業医としては,ストレスチェックがとてもうまく運用されていて,従業員がストレスの少ない環境で働いているのだと感心しています。しかし実際は,ストレスチェックを従業員に強制的に提出させ,さらに中身もチェックされているから,受検率が100%だったのでした。ということで,真面目にストレスチェックを書く気にはなれず,テキトーに丸をつけているため,高ストレス者が少ないというだけでした。せっかくのストレスチェックも,実態をほとんど反映せず,職場環境改善に活かされることもなく,高ストレス者の検出にもならず,どんどんと形骸化していくのでした。