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オンライン診療のトラブルシューティングとリスクマネジメント─オンライン診療を安全・適切に行うために[プライマリ・ケアの理論と実践(184)]

No.5185 (2023年09月09日発行) P.12

黒木春郎 (医療法人社団嗣業の会こどもとおとなのクリニックパウルーム)

登録日: 2023-09-08

最終更新日: 2023-09-07

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SUMMARY
オンライン診療を安全・適切に行うためには,医療側・患者側双方において,適切な環境整備,情報漏洩対策を行う。医療側はWeb画面での診療技術を習得する。患者側は医療を受けるのに適切な環境を整備する。

KEYWORD
リスクマネジメント
リスクを事前に予測して対策を講じることを主に意味する。さらに,問題の原因を解析して取り除くトラブルシューティングも併せて危機管理と考える。


黒木春郎(医療法人社団嗣業の会こどもとおとなのクリニックパウルーム)

PROFILE
医学博士/千葉大学医学部臨床教授/公認心理師/臨床発達心理士。1984年千葉大学医学部卒業。2023年日本小児科学会小児保健賞受賞。主な著書:『駆け抜けた17年』(幻冬舎,2022),『オンライン診療を始める前に読む本』(中外医学社,2021)。

POLICY・座右の銘
野の花を見よ 空の鳥を見よ

オンライン診療に伴うトラブルとリスクは,主に診療の質とセキュリティ対策にあるだろう。本稿ではこの2点に関して,今年3月に改訂された厚生労働省指針1)をふまえて,それぞれ医療側・患者側・オンライン診療システムを提供する事業者側にわけて紹介する。

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