日本医師会は9月25日、日本医師会認定産業医制度研修会の単位シールがインターネットのフリマサイトで販売されていたことが発覚したと発表した。「他人への譲渡や販売は認定産業医制度の根幹を揺るがすもので、断じて容認できるものではない」と強く非難、フリマサイトの運営者に削除申請や出品が行われないように早急に申し入れを行うとしている。また厚生労働省の担当部局との連携や警察への相談も行ったことを明らかにした。
日医はさらに、再発防止策として、番号が入った単位シールを作成し、番号と受講日から受講者を照合できるように管理すること、あるいは受講者名を印字した単位シールを使用することを主催者に求める通知を同日、都道府県医師会宛に発出。今後は受講管理が可能なシステムの構築などデジタル化も検討していくとしている。