【現病歴】 11年前から近医で間質性肺炎として経過観察していたが,特に治療はせず。2年前に関節痛の出現により関節リウマチと診断され,エタネルセプト(抗TNFα抗体)を投与後,関節痛はよくなったものの副作用により中止。その後,息切れが悪化。ニンテダニブを使用したが,吐き気で中止。痰(透明または白い)が多い。当院受診2日後に呼吸困難で救急受診し入院となった。
【既往歴】 胃癌術後,両側人工膝関節全置換術(total knee arthroplasty:TKA)。
【経過】 抗菌薬治療をしながら,ステロイドパルス療法〔メチルプレドニゾロン(mPSL)1g/日 点滴静注を3日間投与〕を行った。非常に重症な間質性肺炎の急性増悪である。