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医学生との交流会で「医師会の活用を」 ［日医］
医学生と日本医師会役員の交流会が22日、全国の30を超える大学から66人の医学生、薬学生らが参加して行われた。
その中で今村聡副会長は、日医の会員サービス等について説明。日医がメディアで“圧力団体”に位置づけられることについて、「国民により良い医療を届けるために何が必要か、一番よく知っているのは我々医師。財政優先、医療の営利産業化など患者のデメリットにつながる事態にならないよう、国の会議の場や政治家・官僚に直接伝え、より良い政策の実現に寄与していくことが日医に課せられた重要な役割」だとして、「医師会を活用することで、皆さんの意見が新たな医療制度を作っていくことにつながる」と強調した。
また、医師で作家の海堂尊氏は、自身が死亡時画像病理診断（Ai）の普及を訴えた時、動いてくれたのは「学会でも厚労省でもなく日医」と評価。「将来医者になれば必ず何か問題にぶつかる。その時助けになると思えば、医師会に入っておくのは決して損ではない」として入会を勧めた。
交流会は昨年12月に続いて2回目。総合討論ではフロアの学生から、専門医資格の取得や出産・育児と仕事の両立などキャリアに関する質問が相次ぎ、日医役員や先輩医師らがそれに応えた。
