【Q】
結核は,関節リウマチ(rheumatoid arthritis:RA)に対する生物学的製剤治療時の重要な有害事象です。日本リウマチ学会の生物学的製剤使用に関するガイドライン(複数)は,そのいずれにおいても潜在性結核に対するスクリーニングの徹底や予防内服の必要性を示しています。しかし,スクリーニング法の不完全性や新規結核感染により,生物学的製剤治療中に活動性結核が一定頻度で発生しています。【A】
幸いなことに私自身あるいはこれまでの所属施設では,生物学的製剤投与中のRA患者さんにおける結核を経験していません。