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【他科への手紙】糖尿病内科→内科・外科一般

No.4871 (2017年09月02日発行) P.49

広瀬正和 (D Medical Clinic Osaka院長)

登録日: 2017-09-01

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  • いつも先生方にはお世話になっています。私は小児科医でありながら糖尿病の専門医でもあり、病棟では内科や外科の先生方から血糖コントロールの依頼を受け、治療のお手伝いをさせて頂いていました。私が受け持つ2型糖尿病の患者に画像検索で膵臓癌が見つかった際や、足の切断が必要になった際、高齢者特有の疾患に不慣れな私はいつも先生方に助けて頂いていました。

    入院中の血糖管理における基礎インスリンについての質問を、先生方からよく頂きます。入院中はストレスや感染などにより血糖調整が難しく、眠前の血糖値が低いと、看護師は病棟医や当直医に「どうしたらよいですか?」と尋ねます。「糖尿病の先生は帰宅している…こんなことで糖尿病の先生に連絡をするのも…でも夜中に低血糖になったら…『では眠前のインスリンはスキップで』」としたところ、翌朝の血糖値が250mg/dLにまで上昇してしまったという経験をされた先生もいるのではないでしょうか。以前は、主に中間型インスリン(N)製剤が使用されており、作用時間も半日で夜間に効果のピークを呈することから、低血糖予防のために補食して就寝することもありました。現在は、主に24時間~1日半ほぼフラットな効果を持つ持効型インスリンが使用され、夜間の低血糖リスクはかなり減っています。

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