使い方の説明
▶保険適用漢方薬をできる限り優先して割り付けています。
▶処方の最後に<保>があればツムラの直接的病名が保険収載されています。
▶( )の番号や保険の適応病名はツムラのエキス剤に準じています。
▶特別な記載がない限り,成人は毎食前に1包ずつ,1日3回内服です。
▶子どもの1回量は小学生は1/2,幼稚園は1/3,それ以下は1/4包を筆者は目安にしています。
▶基本的にツムラ保険適用漢方エキス剤129種類(顆粒128種類+塗り薬1種類)の範囲での解説です。
▶一手目が効かないときは,併用せずに,二手目,三手目と切り換えて下さい。
▶西洋薬部分の「なし」とは,一般的に対処できる薬剤がないという意味です。
▶表中の「1日量」とは1日3回服用した場合,摂取することになる「煎じる前の生薬の量」のことです。
Point 高血圧も漢方単独で対処するなど馬鹿げています。降圧薬を使用し,そして漢方薬を併用すると効果を体感できることがあります。一方で,なんとなく血圧が高い状態などでは,降圧薬の使用前に漢方を使用して,血圧が正常化することを最近多々経験します。
利尿薬/Ca拮抗薬/アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬/アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(angiotensin Ⅱ receptor blocker ; ARB)/β遮断薬など
大人(がっちり):大柴胡湯(8)<保>
大人(中肉中背):黄連解毒湯(15)<保>
大人(虚弱):真武湯(30)<保>
女性:当帰芍薬散(23)
高齢者:釣藤散(47)<保>
子ども:小児科的精査
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