使い方の説明
▶保険適用漢方薬をできる限り優先して割り付けています。
▶処方の最後に<保>があればツムラの直接的病名が保険収載されています。
▶( )の番号や保険の適応病名はツムラのエキス剤に準じています。
▶特別な記載がない限り,成人は毎食前に1包ずつ,1日3回内服です。
▶子どもの1回量は小学生は1/2,幼稚園は1/3,それ以下は1/4包を筆者は目安にしています。
▶基本的にツムラ保険適用漢方エキス剤129種類(顆粒128種類+塗り薬1種類)の範囲での解説です。
▶一手目が効かないときは,併用せずに,二手目,三手目と切り換えて下さい。
▶西洋薬部分の「なし」とは,一般的に対処できる薬剤がないという意味です。
▶表中の「1日量」とは1日3回服用した場合,摂取することになる「煎じる前の生薬の量」のことです。
Point 胃の症状があれば,半夏瀉心湯(14),そしてちょっと虚弱であれば六君子湯(43)から入っても結構うまくいきます。子どもはともかく五苓散(17) です。そして安中散(5)には痛み止めの作用も強く,胃痛や生理痛を伴うときは安中散(5) が喜ばれます。
H2受容体拮抗薬/プロトンポンプ阻害薬(proton pump inhibitor ; PPI)など
大人(がっちり):半夏瀉心湯(14)<保>
大人(中肉中背):半夏瀉心湯(14)<保>
大人(虚弱):六君子湯(43)<保>
女性:六君子湯(43)<保>
高齢者:六君子湯(43)<保>
子ども:五苓散(17)<保>
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