使い方の説明
▶保険適用漢方薬をできる限り優先して割り付けています。
▶処方の最後に<保>があればツムラの直接的病名が保険収載されています。
▶( )の番号や保険の適応病名はツムラのエキス剤に準じています。
▶特別な記載がない限り,成人は毎食前に1包ずつ,1日3回内服です。
▶子どもの1回量は小学生は1/2,幼稚園は1/3,それ以下は1/4包を筆者は目安にしています。
▶基本的にツムラ保険適用漢方エキス剤129種類(顆粒128種類+塗り薬1種類)の範囲での解説です。
▶一手目が効かないときは,併用せずに,二手目,三手目と切り換えて下さい。
▶西洋薬部分の「なし」とは,一般的に対処できる薬剤がないという意味です。
▶表中の「1日量」とは1日3回服用した場合,摂取することになる「煎じる前の生薬の量」のことです。
Point① 悪心・嘔吐にはまず五苓散(17)です。大人から子どもまでみんな五苓散(17)を使用してみます。
Point② 大柴胡湯(8)の保険病名に嘔吐がありますね。一見不思議ですが,そこが漢方の魅力です。
Point③ 小半夏加茯苓湯(21)はつわりの特効薬と言われ,冷やして,吐きながらも内服を続けると効いていきます。しかし,点滴がある現代は,そんな無理をせず,禁飲食で点滴するほうが楽ですね。
プリンペラン®/ナウゼリン®など
大人(がっちり):五苓散(17)<保>
大人(中肉中背):五苓散(17)<保>
大人(虚弱):五苓散(17)<保>
女性:五苓散(17)<保>
高齢者:五苓散(17)<保>
子ども:五苓散(17)<保>
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