使い方の説明
▶保険適用漢方薬をできる限り優先して割り付けています。
▶処方の最後に<保>があればツムラの直接的病名が保険収載されています。
▶( )の番号や保険の適応病名はツムラのエキス剤に準じています。
▶特別な記載がない限り,成人は毎食前に1包ずつ,1日3回内服です。
▶子どもの1回量は小学生は1/2,幼稚園は1/3,それ以下は1/4包を筆者は目安にしています。
▶基本的にツムラ保険適用漢方エキス剤129種類(顆粒128種類+塗り薬1種類)の範囲での解説です。
▶一手目が効かないときは,併用せずに,二手目,三手目と切り換えて下さい。
▶西洋薬部分の「なし」とは,一般的に対処できる薬剤がないという意味です。
▶表中の「1日量」とは1日3回服用した場合,摂取することになる「煎じる前の生薬の量」のことです。
Point① ヒステリー様症状を気逆とも表現できます。そんな状態には苓桂朮甘湯(39)や桂枝湯類が有効という昔からの経験則があります。生薬の桂皮自体に気持ちを鎮める作用があります。
Point② 現代のストレス社会のヒステリー様症用には柴胡加竜骨牡蛎湯(12)や抑肝散(54)も使用されます。
なし
大人(がっちり):柴胡加竜骨牡蛎湯(12)<保>
大人(中肉中背):柴胡加竜骨牡蛎湯(12)<保>
大人(虚弱):柴胡加竜骨牡蛎湯(12)<保>
女性:柴胡加竜骨牡蛎湯(12)<保>
高齢者:柴胡加竜骨牡蛎湯(12)<保>
子ども:小建中湯(99)
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